がっつり明智VS怪人かと思いきや完全エンタメ映画です。
というか、原作から考えると本当に怪人二十面相ではなくK―20です。
金城しゃんが最初から最後までかっこよい映画でございました(滑舌は相変わらずでしたが)
あとはまー、彼の身体能力の凄さが存分に発揮された映画ではなかったでしょうか。
間延びすることも無くいい脚本だったと思います。
ただなー、最初がちとだらだらしてた印象もあります。中盤に差し掛かるまでが少し冗長だったかもしれないです。あの部分は重要だけど、もう少しコンパクトでもよかったかも。
そして浮浪児キャンプのシーンがあったけど、あそこももう少し掘り下げるか、もっとまとめるとよかったのかもしれない(ありゃヒロインのためのシーンだったのかも、と考えると必要だけど掘り下げが足りない感は否めない)
世界観の発想は面白かったです。
それが身分差に巧く反映されていたんではないでしょうか。
細部まで昭和初期の装飾に気が入っていてかなり細やかだったと思います。強いていやー髪形が近代的すぎたかな……?
金城しゃんは基本的に文句ないですが、あいかわらずヒロイン役が映画向きの芝居でないというか……個人的に彼女は舞台向きの人なんではないかと思います(そういう家系だしなー)
さらにさらにいうならヒロインの掘り下げが足りなかった。これはもう仕方ない(脚本が当て書きだったらもうどうしようもないけど)
伏線の張り方としては王道だったんじゃないでしょうか。脇を固める役者がいい仕事してましたし、ごく自然でしたよ。
ストーリー展開にも無理はなく、笑いもあり、やっぱり中村しゃんはいい役者だと思う(ふけたけど)十分楽しめる映画でした。
ラストのほう、CGが荒くなっていたのが若干玉に瑕。
ついでにおいおい無理あんだろーよーと思わないでもなかった。
あと、反転しておきますが、オチを見たくないという人はオチを書くので絶対に見ないほうがいいです。本当にオチを書いてますから。私は書くといったらかく人ですから。
ここから→
明智が悪役とはどういうことだ←ここまで
途中からわかっちゃいたが納得できねーぜー。
けど、ここにも世界観がよく反映されていたと思います。でなきゃできるか!
もうちょい少年探偵団出してもよかったんでねーかー?
助手の小林君ももうちょい活躍してもよかったんじゃねーかー?
以上、少しから口ですが映画感想でした。
楽しい映画なんで、お正月にはもってこいだと思いますよ。TVで見るよか映画館のあのスクリーンで見るほうがいい映画かもしれません。
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